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【農業ビジネス】東京で農業の新規参入に成功!時代を先読みした環境SDGs成功事例

農業への新規参入は地域によっては高いハードルになっています。特に都心部から近い場所は地価も高く、新しく土地を購入して始めるのは難しくなっています。

しかし、高齢化によってこれまでの農家が専業として続けられなくなっているのも事実です。

今回は開業資金に補助金(助成金)を活用した事例を紹介します。本サイトでも紹介している「東京都創業助成事業」(東京都創業助成金)になります。

「助成金」とありますが、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金など補助金と同じように審査があります(採択率15%~20%で補助金の中でもかなり難しい部類に属します)。

この東京都創業助成金の成功例について紹介します。

東京都創業助成事業(東京都創業助成金)

https://startup-station.jp/m2/services/sogyokassei/

この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー

補助金記事を書いた宮野太加士自己資金を痛めない!補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
年間9万種類も公募される補助金・助成金を選りすぐり活用した成功事例が続々! と生まれています。 お気軽にお問い合わせくださいね。

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東京都青梅市で地元の有機栽培の野菜を卸す新会社を立ち上げその費用に助成金を使う

東京都創業助成事業
助成金額
100万円~300万円(下限100万円)
助成対象者
都内での創業を具体的に計画している個人又は創業後5年未満の中小企業者等のうち、一定の要件を満たす方
助成対象費用
助成対象と認められる経費の2/3まで
助成対象となる経費、費用
賃借料、広告費、器具備品購入費、産業財産権出願・導入費、専門家指導費、従業員人件費

本助成金の申請者は、東京都青梅市で有機農園を始めた後(この際は補助金や助成金を受給せず)、後に地元の有機野菜を買い上げて卸す新会社(株式会社)を設立しました(ここで助成金を申請、受給)。

都内、地元産の安全でおいしい野菜を消費者に届けたいという思い、有機農家を応援したいという思いによります。申請者自身の農園で栽培しているのはニンジン、タマネギ、ジャガイモ、キャベツです。

カレーやサラダで当たり前に食べられる野菜だからこそ、そのおいしさや安全性にこだわり。目新しい野菜ではなく、王道の野菜栽培で勝負しています。

申請者自身の農園だけでなく、青梅市の周囲の農園で獲れた有機野菜についても買い上げて、市場や業者に卸す会社になります。

申請者は、代々の農家ではなく、自分で始めたいわゆる新規就農者です。青梅市は土壌が肥沃で、都内でも最大の農地を有します。

東京都内の新規就農者は非常に少なく、かなりリスクのあるチャレンジでした。

日本の農業は後継者不足や遊休農地などの問題を抱えています。特に、少子高齢化が進み、出生率全国最下位の東京都では、農業の担い手不足が深刻化する恐れがあるのですが、東京都では、農地の確保(土地購入代、借地代)、作業場の維持費といった諸経費が高いことなどが大きな参入障壁になっています。

かなりまとまったお金がなければ農業を始められない、開業資金もかかる、したがって代々農家以外は難しいという現状があります。

申請者については農場の開業時は自己資金等で充当できましたが、卸売業の会社を立ち上げる際に、倉庫や買い付けた野菜を保管する場所、作業場などが必要になります。もちろん、土地代も家賃も高いのです。

東京都創業助成金の採用で作業場の家賃などが補えた幸運!

青梅市の有機野菜を卸す新会社を立ち上げる際にネックになったのが、東京都内の土地の高さです。

奥多摩の青梅市とはいえバカにならない金額になります。そこで、開業時に使える東京都創業助成金(創業助成事業)を申請することにしました。

東京都の創業ステーション窓口の方のアドバイスなども受け、東京都助成金を申請し、見事審査に通ります。

助成金を作業場の家賃(賃借料)や備品購入費に充当する目的が問題なしと判断されました。

事業計画を出すうえで重要になったのが循環型社会を実現するための仕組みなど、環境についての配慮を盛り込んだことだったようです。

申請した2017年当時は以下のようにSDGsについては社会的トピックスになっていませんでしたが、東京都の創業担当者はその先見性を見抜いたようです。

地元の豆腐店のおからやビールの会社麦芽などを使って堆肥を作ります。その堆肥でホップや大豆を有機栽培します。

農薬を使っていた大豆やホップが、有機栽培の大豆やホップに生まれ変わります。それを使って豆腐やビールを作れば、環境負荷の高い農作物が有機栽培の環境にやさしい農作物へ生まれ変わり、それが人間の身体にやさしい食品になります。

有機栽培の輪をここで作り上げられ、循環型農業への転換に寄与できます。

助成金の結果、今では大手食品メーカー、大手スーパー、惣菜店、学校給食、自然食品店や飲食店など、どんどん取引先が広がっています。

東京都創業助成金について、時代に先駆けてSDGsの考えを採り入れたため、採択率20%弱の難関を見事クリアできた好例として紹介しました。

開業時の補助金も上手に利用しましょう!

開業時に利用できる補助金は、今回紹介した東京都創業助成金のほかにもあります。

同じ東京都の「創業助成金」「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」、国の補助金である「小規模事業者持続化補助金(創業枠)」「事業承継・引継ぎ補助金」などもあります。

開業資金調達は非常に大変で、ある程度の自己資金がないと「創業融資」も受けられません。融資を受ければ返済で経営は圧迫されます。

補助金や助成金を受給できれば、開業時の負担が大きく減ります。しかし、決算書や確定申告書がない中で返済不要の公金を支給するのですから、その審査は厳しいものになります。

アドバイスできる専門家が必要になります。当サイトの補助金活用プロデューサーにぜひご相談ください。豊富な実績は大きな強みになります。

東京都創業助成事業(東京都創業助成金)

 

この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー

補助金記事を書いた宮野太加士自己資金を痛めない!補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
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