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梅農家の6次産業化でモンドセレクション!小規模事業者持続化補助金を使って躍進した事例

農業(農作物栽培)の優れたところは「食の禁忌」に触れることが少なく、多様な食嗜好に合わせられることです。

肉や魚の場合、外国人向けのものは宗教やヴィーガンなど食の嗜好に影響され、万人にアプローチするのは難しいですが。野菜や果物ならば食べないという主義の人はほとんどいないはずです。

日本の農業はあまり海外向けというイメージはありませんが、日本ならではの野菜や果物を積極的にアピールすることで新たな市場開拓につながります。

今回は梅農家の方が、小規模事業者持続化補助金を活用して、農業の6次産業化に成功した事例を紹介します。小さなきっかけを補助金がうまく後押しした事例になります。

小規模事業者持続化補助金(一般型)

[公募要項・申請様式・Jグランツ申請情報にアクセスしたい方]
https://r3.jizokukahojokin.info/
 

この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー

補助金記事を書いた宮野太加士自己資金を痛めない!補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
年間9万種類も公募される補助金・助成金を選りすぐり活用した成功事例が続々! と生まれています。 お気軽にお問い合わせくださいね。

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逆境をバネに小規模事業者持続化補助金で6次産業化に取り組む

本件は近畿地方にある梅農家の事例です。

大雨災害によって梅加工工場が全壊してしまい、これまでの商品が作れなくなってしまいました(梅ジャム、梅ジュースなど)。

しかし顧客から「あなたの梅はおいしい。加工しなくてもおいしいのだから、梅の風味を残した新製品を開発したらどうか」という激励を受けました。

それをもとに、化学調味料を使わず、そのまま梅の甘さを生かして、美味しく食べられる梅干しを開発しました。
開発については、地元自治体のファンドを利用しました。見事開発できた「フルーツ梅干し」は常連客をはじめ新規顧客にも好評で新しい市場が開拓できるのでは?という考えをするようになります。

地元商工会議所の経営指導員のアドバイスで、「オーガニック」が高く評価される欧米にも販路を開拓したらどうかと言われます。
梅ならば宗教的な「食の禁忌」も影響しませんし、ヴィーガン(ベジタリアン)も問題なく食べられます。

そこで、「小規模事業者持続化補助金」を使ってよりオーガニックな梅干しを作れるよう、工場のアップデートを行いました。小規模事業者持続化補助金は商工会議所が管轄し、商工会議所に指導を受けながら申請する補助金です。

なお、小規模事業者持続化補助金の補助経費対象外ですが、海外にアピールできるよう「HACCP認証」および「JAS認証」を取得しました。

小規模事業者持続化補助金<一般型>
助成金額
50万円
助成対象
助成対象と認められる経費の2/3まで
助成対象となる経費、費用
①機械装置等費、②広報費、③ウェブサイト関連費、④展示会等出展費(オンラインによる展示会・商談会等を含む)、⑤旅費、⑥新商品開発費、⑦資料購入費、⑧雑役務費、⑨借料、⑩設備処分費、⑪委託・外注費

工場のアップデートにかかった費用は100万円程でしたので、小規模事業者持続化補助金<一般型>、補助金上限50万円は問題なく受給できました。

(100万円×2/3=66万円 50万円は補助金上限なので満額受給)

一貫した高品質の生産管理システムで海外アピールに成功!

当社の商品は

①梅生産部門:自家農園+提携農家
②製造部門:HACCP認証に基づいた品質管理の徹底
③販売部門:農場や工場の安心できる過程を展示会などでアピール
国内向け:ネット販売、自社直販 海外向け:自社直販

このスキームを徹底させました。

①×②×③=6次産業化 になります。

原料となる梅は南高梅で、徹底した品質管理を実施しています。

提携農家にもコンセプトをしっかり説明し、梅の有機栽培について理解を得たところのみと契約していますが、断ることはほとんどありませんでした。

梅については放射能検査、残留農薬検査を実施し、その結果についてもすべてHPなどで公開し、自信をもって商品を世の中に出しています。

これが海外受けもして、梅干し分野では初めて「モンドセレクション」を受賞することができました。

海外の販路については、小規模事業者持続化補助金のサポートをいただいた商工会議所の海外展開支援を受け、特にオーガニックに関心のある北米、ヨーロッパの輸入商社や食品会社と直接取引することができました。

小規模事業者持続化補助金を管轄する商工会議所は、単なる補助金窓口ではなく、海外も含めた販路開拓について積極的に利用できるという事例です。
商工会議所の経営指導や経営改善支援は基本的に無料でありぜひ活用したいものです。

特に海外展開する場合は、何らかの公的認証を取得したほうが良いでしょう。小規模事業者持続化補助金では認証に関する費用は補助対象外ですが、知的財産権取得、海外向け特許取得については、「ものづくり補助金」が適用対象となっています。

ものづくり補助金ならば、特許取得や一定の公的認証について経費の補助が出る可能性があります。そのあたりは専門家にご相談ください。

補助金活用プロデューサーに相談し的確な補助金を申請し農業の6次産業化を果たそう

今回の梅農家の事例は、商工会議所の経費指導の流れで、小規模事業者持続化補助金の申請となりましたが、新しい生産プロセスの開発を含むので、本来はものづくり補助金のほうが金額的にもふさわしかったかもしれません。
ものづくり補助金ならば認証関連の費用についても補助金対象となった可能性があります。

商工会議所の経営指導員は経営コンサルのプロですが、補助金についてはそこまで詳しくありません。
「餅は餅屋」ということで、補助金の専門家である当サイトの補助金活用プロデューサーにまず相談してみましょう。

数々の事例を経験している補助金活用プロデューサーがみなさまのご要望にマッチした適切な補助金を提案し、事業計画書などの作成もサポートいたします。

農業は後継者不足といわれますが、上手に6次産業化できれば、少人数で多額の利益を上げられます。ぜひ補助金をご活用ください。

小規模事業者持続化補助金(一般型)

[公募要項・申請様式・Jグランツ申請情報にアクセスしたい方]
https://r3.jizokukahojokin.info/ 

この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー

補助金記事を書いた宮野太加士自己資金を痛めない!補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
年間9万種類も公募される補助金・助成金を選りすぐり活用した成功事例が続々! と生まれています。 お気軽にお問い合わせくださいね。

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