開業間もないスタートアップ企業の資金調達はどうしますか?スタートアップ企業の場合、営業実績がないため融資を受けたい場合「創業融資」の枠組みになります。
しかし、創業融資は
・ある程度の自己資金
・綿密で説得力のある事業計画書
・現実的に必要最小限の融資額
と結構厳しい条件があります。
そこで、融資ではなく補助金による資金調達をぜひ考えてみましょう。
この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー
自己資金を痛めない!補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
年間9万種類も公募される補助金・助成金を選りすぐり活用した成功事例が続々! と生まれています。 お気軽にお問い合わせくださいね。
2023年アップシフト補助金採択プロデュース実績をまとめました
資金調達手法「○○ファイナンス」のメリットとデメリット
資金調達する場合、大きく分けて以下の3つの手法があります。これはスタートアップ企業ならばぜひ知っておいていただきたいものです。
●アセット・ファイナンス:資産の信用力をもとに資金を調達する。資産を売却などする。
●デット・ファイナンス:お金を借りて資金調達する。代表例「銀行、信用金庫からの融資」
●エクイティ・ファイナンス:総資産(資本)の増加を伴う方法で資金を調達する。自己資本が増える。代表例「新株の発行」
創業融資を含め、融資は「デット・ファイナンス」です。また、スタートアップ企業がよく採用する「クラウドファンディング」や「新株発行」は「エクイティ・ファイナンス」、最近話題の「ファクタリング」は「アセット・ファイナンス」になります。
<資金調達3つの種類>
具体例 メリット デメリット おすすめ利用者
アセット・ファイナンス ・不動産売却
・知的財産権(特許、商標、著作権等)売却
・独占販売権、営業権などの無形資産の売却
・ファクタリング
・でんさい(電子記録債権)譲渡
・債権回収
・持っている資産を有効活用できる
・決算書のオフバランス化
・そもそも活用できる資産がなければ利用できない
・手放した資産は返ってこない ・多様な資産を持っている人
・休眠資産を有効活用したい人
・売掛債権が多い人
デット・ファイナンス 銀行融資(無担保、無保証人)
・自治体等の公的融資(無担保、無保証人)
・不動産担保融資
・消費者金融、ビジネスローン
・手形割引
・社債、私募債発行
・ABL(動産・売掛金担保融資) ・誰でも利用できる
・会社の経営に介入されない
・金融機関と関係が深まる ・返済ができなくなるリスク、信用情報悪化
・信用情報に傷がつくリスク
・負債が増える
・審査に時間がかかる ・経営が安定し事業計画が立つ人
・他人に頼らず自分で堅実経営をしたい人
・返済の見通しが立つ人
エクイティ・ファイナンス ・新株発行公募
・IPO(新規公開株)による資金調達
・株主配当増資
・第三者配当増資
・クラウドファンディング ・返済義務がない
・比較的自由に使える
・株式を多数取得され、会社を乗っ取られるリスク
・上昇が期待できない会社へは資金が来ない ・起業する人
・新規事業をスタートアップする人
・ベンチャー企業
スタートアップ企業向けの資金調達方法はエクイティ・ファイナンスですが、新株発行は経営権への介入を招きかねません。また、クラウドファンディングが成功する事業者は一部です。
融資の選択はデット・ファイナンスになるため、負債が増えます。負債が増えると倒産のリスクも上がります。返済が必要なものであり、事業が軌道に乗っていないスタートアップ企業にとっては、返済原資が捻出できなくなる可能性があります。
事業計画書を作り込んでも、その通りに運ぶ保証はありません。いくら綿密な計画を立てても、新型コロナウィルスのような誰も防げない事態が生じれば、なすすべがありません。
飲食店で開業したばかりのところは、計画が全部無駄になってしまった例は枚挙にいとまがありません。
ファクタリングなどのアセット・ファイナンスも、スタートアップ企業にはそもそも資産がないため使えません。クライアントとしっかりした取引が確立し、売掛金などを安定して計上できるようになれば別ですが、そうでない場合、アセット・ファイナンスという資金調達方法もおすすめできません。
結局、スタートアップ企業にとっては資金調達の選択肢は融資(デット・ファイナンス)になるのですが、デット・ファイナンスは返済義務があり、この返済についてスタートアップ時にはどうなるかわからないデメリットがあります。
これらの○○ファイナンスのリスク枠外にある第4の資金調達手法が補助金です。
デメリットが少ない第4の資金調達。補助金を利用してみよう
補助金は公的資金(税金)を使った資金調達の「第4の枠組み」になります。
審査がありますが、返済不要の資金調達ができます。経営に介入されることもなく、自社の資産を減らすこともなく、もちろん融資のように負債を抱え、倒産のリスクを背負うこともありません。
融資の際の信用情報に記載されることもなく、たとえ事業が失敗してもその責任は審査と許可を出した行政にあります。
通常の補助金は開業後数期分の確定申告書や決算書が必要ですが、スタートアップ企業向けのものもあります。
「東京都創業助成金」や「商店街起業・承継支援事業」、「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」といったスタートアップ企業、開業希望者向け自治体(この場合東京都)の補助金があります。
補助金なので返済不要です。
最大300万円~600万円まで返済不要の資金を支給されます。審査や事業後の監査はありますが、それさえ通過できれば、何の負担にもならず、タダで資金調達できるという優れものです。
ダメもとでかまいません。ここで落ちても信用情報には一切影響しません。ともかくスタートアップ企業は、その資金調達に補助金を検討してみましょう。
東京都創業助成金
東京都中小企業振興公社|東京都創業助成金
https://startup-station.jp/m2/services/sogyokassei/
「商店街起業・承継支援事業」と「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」は東京都の施策であり、商店街で新規開業したい方を後押しする補助金になります。
実際に補助金を申請するとどのくらい採択されるのか、採択率や申請件数を紹介します。
商店街起業・承継支援事業
応募要項
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/shotengai.html
若手・女性リーダー応援プログラム助成事業
応募要項
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/wakatejosei.html
スタートアップ企業はまず補助金活用プロデューサーに相談してみよう!
補助金は実績がある事業者だけのものではありません。開業前の人やスタートアップ企業にとっても有効な資金調達手法になり得ます。
しかし、融資以上のその手続きは複雑で自分だけでは難しい面もあります。審査通過率も融資より低いのでぜひ専門家の力を借りてください。
当サイトの補助金活用プロデューサーならばその点ご安心ください。豊富な実績と採択経験でスタートアップ企業に寄り添い、しっかりと補助金獲得を徹底的にサポートいたします。
この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー
自己資金を痛めない!補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
年間9万種類も公募される補助金・助成金を選りすぐり活用した成功事例が続々! と生まれています。 お気軽にお問い合わせくださいね。