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[採択率を知るシリーズ]ねらい目は特別枠!事業再構築補助金採択率分析!

補助金Topics

2020年来の新型コロナウィルス禍で、多くの企業がこれまでの事業のやり方の転換を迫られています。対面事業が難しくなる中で、知恵を絞って新しいやり方を導入したいものの、そのための資金がなければ、設備投資もできません。借入すると当然経営を圧迫してしまいますし、それが成功する保証もありません。資金調達のリスクを考えるとそれも足踏みしてしまいます。そうしたときに役立つのが事業再構築補助金です。補助金ならば返済不要でリスクヘッジになります。

令和二年度第三次補正・令和三年度補正・令和四年度予備費「事業再構築補助金」

[公募要項・申請様式・Jグランツ申請情報にアクセスしたい方]
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
 

この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー

補助金記事を書いた宮野太加士自己資金を痛めない!補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
年間9万種類も公募される補助金・助成金を選りすぐり活用した成功事例が続々! と生まれています。 お気軽にお問い合わせくださいね。

2023年アップシフト補助金採択プロデュース実績をまとめました


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事業再構築補助金の概要をチェック

事業再構築補助金は新型コロナウィルスの影響が長期化することによって、需要や売上が悪化している中小企業が、「新分野展開」「事業転換」「業種転換」「業態転換」等の事業再構築を支援する補助金です。

コロナによる悪影響を払しょくするため、会社の経営存続のための事業再構築を支援する
ものです。

いくつかの枠(類型)があり、特に「回復・再生応援枠」はコロナで甚大な被害を負った企業の事業再構築のためのものです。従来の「緊急事態宣言特別枠」がリニューアルされた形です。

通常枠以外の申請の場合、採択されなくても(審査に落ちても)通常枠にて再審査が可能なケースがあります。

事業再構築補助金の申請に際しては、単に設備投資をしたいというものではなく、これまで行っていなかった新規事業にチャレンジすることも必要です。

具体的には

  • 新分野展開
  • 事業転換
  • 業種転換
  • 業態転換
  • 事業再編

 

のいずれかの取り組みを行う必要があります。

その際「新規性」が求められます。新規性とはその企業にとっての初めての取り組みであることを指します。

事業再構築補助金を申請する際には、事業計画を認定経営革新等支援機関や金融機関と策定し、事業再構築に取り組むことも求められます。認定経営革新等支援機関や金融機関による指導を受けることで、経営改善に資する取り組みだと判断されます。

 

事業再構築補助金の申請要件や補助額

事業再構築補助金は中小企業(個人事業主含む)と中堅企業で、補助金額、補助率、申請できるカテゴリが異なります。

それぞれをまとめた表が以下になります。

中小企業向け
枠(類型) 補助金額 補助率
通常枠 【従業員数20人以下】100万円~2,000万円
【従業員数21~50人】100万円~4,000万円
【従業員数51~100人】100万円~6,000万円
【従業員数101人以上】100万円~8,000万円
2/3
(6,000万円を超える部分は2分の1)
大規模賃金引上枠 8000万円~1億円 2/3
(6,000万円を超える部分は1/2)
回復・再生応援枠 【従業員数5人以下】100 万円 ~ 500 万円
【従業員数6~20 人】100 万円 ~ 1,000 万円
【従業員数21人以上】100万円 ~ 1,500万円
3/4
最低賃金枠 【従業員数5人以下】100 万円 ~ 500 万円
【従業員数6~20 人】100 万円 ~ 1,000 万円
【従業員数21人以上】100万円 ~ 1,500万円
3/4
グリーン成長枠 100万円~1億円 1/2
原油価格・物価高騰等緊急対策枠(緊急対策枠) 【従業員5人以下】100万円~1,000万円
【従業員6~20人】100万円~2,000万円
【従業員21~50人】100万円~3,000万円
【従業員51人以上】100万円~4,000万円
3/4
中堅企業向け
通常枠 【従業員数20人以下】100万円~2,000万円
【従業員数21~50人】100万円~4,000万円
【従業員数51~100人】100万円~6,000万円
【従業員数101人以上】100万円~8,000万円
1/2(補助額100万円~4000万円)
1/3(補助額4000万円超)
大規模賃金引上枠 8000万円~1億円 1/2
(4,000万円を超える部分は1/3)
回復・再生応援枠 【従業員数5人以下】100 万円 ~ 500 万円
【従業員数6~20 人】100 万円 ~ 1,000 万円
【従業員数21人以上】100万円 ~ 1,500万円
2/3
最低賃金枠 【従業員数5人以下】100 万円 ~ 500 万円
【従業員数6~20 人】100 万円 ~ 1,000 万円
【従業員数21人以上】100万円 ~ 1,500万円
2/3
グリーン成長枠 100万円~1.5億円 1/3
原油価格・物価高騰等緊急対策枠(緊急対策枠) 【従業員5人以下】100万円~1,000万円
【従業員6~20人】100万円~2,000万円
【従業員21~50人】100万円~3,000万円
【従業員51人以上】100万円~4,000万円
2/3

 

事業再構築補助金の採択率、応募数などをチェック!

それでは事業再構築補助金の申請件数や採択数、採択率を見ていきましょう。最新(2022年9月23日現在)までに発表されているものになります。

申請枠 申請件数 採択数 採択率
第1回 通常枠 16,968 5,104 30.1%
卒業枠 80 45 56.3%
グローバルV字回復枠 2 1 50.0%
緊急事態宣言特別枠 5,181 2,866 55.3%
全体 22,231 8,016 36.1%
第2回 通常枠 14,859 5,388 36.3%
卒業枠 48 24 50.0%
緊急事態宣言特別枠 5,893 3,924 66.6%
全体 20,800 9,336 44.9%
第3回 通常枠 15,423 5,713 37.0%
卒業枠 44 37 84.1%
最低賃金枠 469 375 80.0%
大幅賃金引上枠 20 18 90.0%
緊急事態宣言特別枠 4,351 2,901 66.7%
全体 20,307 9,044 44.5%
第4回 通常枠 15,036 5,700 37.9%
卒業枠 17 8 47.1%
最低賃金枠 391 290 74.2%
大幅賃金引上枠 12 8 66.7%
緊急事態宣言特別枠 4,217 2,806 66.5%
全体 19,673 8,812 44.8%
第5回 通常枠 16,185 6,441 39.8%
卒業枠 21 9 42.9%
グローバルV字回復枠 1 0 0.0%
最低賃金枠 306 243 79.4%
大幅賃金引上枠 13 8 61.5%
緊急事態宣言特別枠 4,509 3,006 66.7%
全体 21,035 9,707 46.1%
第6回 通常枠 11,653 5,297 45.5%
最低賃金枠 252 216 85.7%
大幅賃金引上枠 9 6 66.7%
回復・再生応援枠 2,933 1,954 66.6%
グリーン成長枠 493 197 40.0%
全体 15,340 7,670 50.0%
第1回~第7回合計 通常枠 90,124 33,643 37.3%
卒業枠 210 123 58.6%
グローバルV字回復枠 3 1 33.3%
緊急事態宣言特別枠 24,151 15,503 64.2%
最低賃金枠 1,418 1,124 79.3%
大幅賃金引上枠 54 40 74.1%
回復・再生応援枠 2,933 1,954 66.6%
グリーン成長枠 493 197 40.0%
総合計 119,386 52,585 44.0%

 

第6回~第7回になるときに申請枠の見直しが行われました。コロナの影響を耐え忍ぶ補助金ではなく、一歩進みだす「回復・再生応援枠」、そしてコロナとは直接関係ない、SDGsなど環境に配慮した事業再構築を目指す「グリーン成長枠」です。

原油価格・物価高騰等緊急対策枠(緊急対策枠)については、まだ募集1回目の結果が出ていないので、ここには載せられません。特別枠の採択率が高い傾向からすると、通常枠の採択率(40%弱)を上回ることが期待されます。

採択率は平均して45%前後となっていて、他の補助金と比べるとやや低めになっています。

<参考:メジャーな補助金の採択率>

小規模事業者持続化補助金 約60%
IT導入補助金 約55%
ものづくり補助金 約50%
事業再構築補助金 45

 

通常枠に比べてそれ以外の特別枠が高めになっています。事業再構築補助金は特別枠で不採択の場合は、通常枠で再審査されます。1回の申請で2回審査の機会があるので、採択の確率は上がります。

もし、通常枠ではなくそれ以外の特別枠で事業再構築補助金の申請が可能な場合、まずそちらの用件に合わせて申請していただくことをおすすめします。

 

事業再構築補助金の申請は補助金マッチに相談し採択率をあげよう

メジャーな4つの補助金の中では、事業再構築補助金の採択率は一番低く、申請にあたっては綿密な準備が必要になります。

通常枠以外の枠だと2回審査があります。1回の書類で2回審査されるため、手間がかかりません。ぜひ専門家と相談しながらチャレンジしてください。

補助金マッチには事業再構築補助金に詳しい専門家がいます。どの枠で申請すべきなのか、不採択の場合通常枠での2回目審査などを見越した適切なアドバイスが受けられます。

ぜひ一度ご相談ください。他の補助金についてもご提案いたします。

 

令和二年度第三次補正・令和三年度補正・令和四年度予備費「事業再構築補助金」

[公募要項・申請様式・Jグランツ申請情報にアクセスしたい方]
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