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【農業ビジネス】IT導入補助金でシナジー効果!ジビエ肉の通信販売から思わぬ波及効果!

補助金の導入で農作物の生産効率が上がる事例は、このサイトでも紹介してきました。今回は、<strong><u>結果的に農産物の生産効率が上がり、さらに別の収入も得られるという事例です。</u></strong>

害獣駆除を売り上げに変えることで、大規模なシステムを導入しなくてもしっかりとした農作物管理を可能にします。

具体的にはIT導入補助金を利用して、ジビエ肉の通信販売システムを構築しました。その売上から猟師さんへの報酬も支払うことができ、適切に害獣駆除をできるようになり、結果として農作物の安全が守られました。<strong><u>補助金によるシナジー効果です。</u></strong>

このような利用法もあるのだと事例を紹介します。

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<h2>害獣被害に悩まされる農家のケース</h2>
山間で米や野菜を作っている農家の事例です。

この地方には、外注だけではなく、イノシシなどの害獣も出て、農作物を食い荒らしてしまいます。

猟師駆除も限界があります。猟友会も、自治体の報奨金だけではモチベーションが上がらないようです。

そこで、<strong><u>狩った害獣の肉をしっかり販売できるルートを構築し、その売り上げを猟友会の方々に支払うことで積極的に(生態系維持のため狩りすぎないことはもちろんですが)害獣の駆除をお願いできる</u></strong>のでは?と考えました。

<strong><u>提案者に賛同する農家で会社を立ち上げます</u></strong>。この会社が害獣=ジビエ肉のネットショップを運営し、全国のジビエ肉のニーズに応えるようにします。

ネットショップ(ECソフト)導入に当たり、IT導入補助金活用を計画しました。

<strong><u>IT導入補助金は少なくとも1期分の決算書が必要なので、最初の1年はそれぞれの農家が出し合った出資金(資本金)で運営し</u></strong>、2年目以降に本格的なECサイトを導入し、その費用をIT導入補助金で充当しようとします。
1年目はこれまでのように地元農協やジビエ専門店への卸で「実績」を作りました。
経験を活かし2年目に<u>新しくジビエ肉のネットショップを始め、その費用を補助金で補うことにします。申請したのは「IT導入補助金 デジタル化基盤導入枠」</u>です。この特別枠を使ってネットショップに成功した事例がいくつもありました。
<table border="1">
<tbody>
<tr>
<th colspan="3" bgcolor="#ffff00">2023年版 IT導入補助金 デジタル化基盤導入枠(特別枠)</th>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;" colspan="3">ITツール補助金(会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、ECソフトなど)</td>
</tr>
<tr>
<td>補助金</td>
<td>~50万円</td>
<td>50万円~350万円</td>
</tr>
<tr>
<td>補助率</td>
<td>3/4</td>
<td>2/3</td>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;" colspan="3">ハードウェア購入補助金</td>
</tr>
<tr>
<td>ハードウェアの種類</td>
<td>PC、タブレット等</td>
<td>レジ、券売機等</td>
</tr>
<tr>
<td>補助金</td>
<td>~10万円</td>
<td>~20万円</td>
</tr>
<tr>
<td>補助率</td>
<td colspan="2">1/2</td>
</tr>
<tr>
<td>目的</td>
<td colspan="2">インボイス制度を見据えたITシステムの構築</td>
</tr>
<tr>
<td width="113">賃上げ目標</td>
<td colspan="2">加点(任意)</td>
</tr>
<tr>
<td>補助金使途</td>
<td colspan="2">会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、ECソフト購入費、クラウド利用料(最大2年分補助)・導入関連費</td>
</tr>
</tbody>
</table>
&nbsp;

ネットショップの制作、運営についての諸費用として60万円を計上します。IT導入補助金(デジタル化基盤導入枠)が採択されればその3/4、45万円が補助金として支給されます。

申請に当たっては
<ul>
<li>ジビエ肉の需要がある</li>
<li>猟友会の方に対する報酬が不可欠だがそのためには売上を伸ばしたい</li>
<li>全国から引き合いがある</li>
<li>個人のジビエ肉需要も多い</li>
<li>可能ならばハンバーグやハムなど加工品についても売りたい</li>
</ul>
&nbsp;

などを明記しました。<strong><u>食肉加工については保健所の許可を持っている同僚がいて</u></strong>、問題はないことも書きました。

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<h2>審査に通過し補助金を受給できた</h2>
IT導入補助金 デジタル化基盤導入枠の審査を通過し採択されました。運営資金ができました。全国各地へジビエ肉(および加工品)を販売できるようになります。

これまで<strong><u>一部廃棄していた部分も含めて、ほぼ漏れなく売れるようになりました。</u></strong>

その結果売上は2倍に伸び(廃棄部分を売れるようになる)、猟友会の猟師の方からジビエ肉を買い取れるようになります。

<u>これまで自治体からの駆除報奨金がメインだった猟師の方も、プラス買い取り代金が手に入るようになったので、モチベーションアップにつながった</u>ようです。

より積極的に狩猟を行ってくれるようになりました。狩猟にはもちろん制限があるのですが、その上限いっぱいまで狩ってくれます。

ジビエ肉の売上増だけではなく、<strong><u>害獣が減ったおかげで農作物への被害も激減しました。</u></strong>これまで廃棄せざるを得なかった害獣被害を受けた野菜は、その量がほぼ半分になりました。<strong><u>農作物の売上もこれまでよりも20%アップします。</u></strong>

IT導入補助金の受給によって、農作物の被害が減り商品価値のある商品が増加、さらにジビエ肉そのものの売上増による収益という<strong><u>一石二鳥の成果を得られました。</u></strong>

この取り組みは、農業における補助金の新しい方向性を示しています。

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<h2>単に生産性向上だけではない補助金のシナジー効果を補助金活用コーディネーターに相談しよう</h2>
今回の事例は
<ul>
<li>害獣駆除</li>
<li>ジビエ肉の販売増</li>
<li>農作物の品質向上(害獣被害に遭わない高品質の野菜増)</li>
</ul>
&nbsp;

というシナジー効果をもたらしました<strong><u>。1つの補助金で解決する問題は1つではありません。</u></strong>このアイデアは今後の補助金の方向性を示唆しています。

社会保障費の増額や子育て支援など国の方向性として、補助金が増えることはあまり期待できません。その中で、効果的な補助金の使い道は1つで2度3度おいしい<strong><u>「シナジー効果」</u></strong>です。

シナジー効果を期待できる補助金の使い道は、今後の審査通過の重要なキーになります。

当サイトの補助金活用プロデューサーは、補助金の活用法についてプロフェッショナルです。1回の補助金で複数の効果を生み出せる内容についてアドバイスできます。

ぜひ一度ご相談ください。今回の事例のような成功をともに作り上げましょう。

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<h4>IT導入補助金</h4>
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この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー

補助金記事を書いた宮野太加士自己資金を痛めない!補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
年間9万種類も公募される補助金・助成金を選りすぐり活用した成功事例が続々! と生まれています。 お気軽にお問い合わせくださいね。

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