環境を重視したい人は年々増えています。無駄な廃棄をなくして、廃棄ロスゼロを目指す小売業も増えています。
値引き販売など考えられず、賞味期限が来れば全部捨てていたコンビニ弁当も今は値引き販売や賞味期限後の販売も行っています。
廃棄ロス、フードロスへの意識は変わりました。
今回紹介するお店はお花屋さんです。花は鮮度が第一ですが、そのまま売るだけではなくドライフラワーとして持続可能な消費を可能にし、売上増につなげました。
この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー
自己資金を痛めない!補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
年間9万種類も公募される補助金・助成金を選りすぐり活用した成功事例が続々! と生まれています。 お気軽にお問い合わせくださいね。
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小規模事業者持続化補助金の事例紹介
今回紹介する事例となったお店は以下になります。
創業 30年目
社員人数 3名(店主、店員2名)
エリア 首都圏南部
関東南部で店主1名と従業員(バイト)2名で行う花屋が今回の主役です。年々イベントに花輪などを出す人も減り、売上減少、赤字幅が拡大していました。このまま閉店することも考えていましたが、文字通り最後に「一花」咲かせるためあがいてみることにしました。
冠婚操作やイベントに贈る生花の需要が年々下がっていて困っていたなかで、何とか反転攻勢したい!と考えた次第です。
補助金コンサルタントに相談すると、お店を続けるため「小規模事業者持続化補助金」を申請してみては?とアドバイスされました。環境問題を解決する事業内容で評価を高くなる、とのことです。
特に売り上げ減少、赤字が顕著ならば「賃金引上枠」の補助率が高く、従業員の賃上げが条件になりますが、働くモチベーションアップにもなるため、思い切って当該県の最低賃金1000円弱を大幅に上回る1300円で働いてもらうことにしました。
環境にやさしい内容を入れれば、さらに加点されるのでは?と専門家の方はおっしゃっていました。
申請した小規模事業者持続化補助金の概略
今回は花業のビジネスモデル構築を目指し小規模事業者持続化補助金を申請しました。
花卉(かき)の大幅な需要増は期待できないため、ドライフラワーの非イベント需要を喚起することにしました。
宅配や通販(ドライフラワー)を主軸に、そのための機械装置の購入、全国へ販売できるようWEBサイトの構築などに力を入れました。
<小規模事業者持続化補助金の目的>
「中小企業や大企業と比べて営業力の弱い、小規模事業者の顧客を増やすため、販路開拓や生産性向上のための取り組みを支援するもの」です。
特に賃金引上枠は「従業員に成長の果実を分配する意欲的な小規模事業者に対し政策支援」するための補助金で、会社の経営存続、持続的営業のため「守り」だけではなく内部留保を従業員へ還元する会社を支援します。
今回使ったのは「小規模事業者持続化補助金<一般型>賃金引上枠」
補助金額上限 200万円
補助率 2/3(赤字の場合3/4)
賃金引上枠の要件:補助事業の終了時点において、事業場内最低賃金が申請時の地域別最低賃金より+30円以上であること
<資金使途>
機械装置費、広告費、展示会出展費、開発費、人件費、賃借料、外注費、委託費、工事費、WEBサイト関連費など多様な使途が可能
機械装置費(花卉梱包機械)、ドライフラワー作成用機械、WEBサイト構築、大型冷蔵庫(花を保管)などとして申請しました。(※配達用バイクは補助金対象外なので申請せず)
小規模事業者持続化補助金申請結果
補助金マッチの専門家や商工会議所経営指導員のサポートもあり、小規模事業者持続化補助金(通常型賃金引上げ枠)を満額受給できました。ドライフラワー作成で、生花の廃棄を減らすことも評価されたようです。
機械(ドライフラワー作成、花卉保管、梱包)、大型冷蔵庫、WEB作成(実力あるWEB会社に依頼)などで総額270万円かかりました。
赤字なので賃金引上げ枠の補助率は3/4になります。
270×3/4=203万円 上限額いっぱいの200万円の補助が下りました!
小規模事業者持続化補助金受給後の事業展開
結果、自分たちの持ち出しが70万でしたが、大きく業態転換に成功しました。店頭での生花販売から、ドライフラワーの通販などへシフトしました(店舗での生花販売も一部続ける)。
従業員も大幅な時給アップでモチベーションアップしているのが見て取れます。
WEBブログ更新や新商品開発などについて積極的に動いてくれるようになり、環境関連の団体からの問い合わせも増えました。
結果的に売り上げ40%アップし、賃金引上してもおつりがくるほどで、この環境に配慮した事業転換は大成功しました。
持続化補助金賃金引上げ枠のポイント
- 商工会議所と連携して事業計画を立てるので初めての人でも安心!
- 補助金の資金使途が幅広くいろいろな費用を受給できる
- 1年に10回以上申請のチャンスあり
- 賃金引上げ枠は上限200万円に!赤字の場合は補助率3/4!経営改善のチャンス
- 補助事業の終了時点に、事業場内最低賃金が申請時の地域別最低賃金より30円以上アップするように
環境に配慮した事業で経営を持続化!補助金活用プロデューサーに相談を!
環境に配慮したSDGsの要素を取り入れた補助金申請は、いわゆる「環境枠」でなくても、審査の際に加点されやすくなっています。
アップシフト合同会社では環境にも、補助金にも強い!スタッフが適切な事業計画作成をサポートします。
小規模事業者持続化補助金については商工会議所を介すので、彼らの意見も聞きながら、当社のアドバイスを混ぜてより良い事業計画になります。
環境や自然、農業といったテーマでの補助金申請はこれから大いに評価されるものです。このチャンスを積極的に生かすためにも、ぜひ補助金活用プロデューサー 宮野までご相談ください!
小規模事業者持続化補助金(一般型)
[公募要項・申請様式・Jグランツ申請情報にアクセスしたい方]
https://r3.jizokukahojokin.info/
この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー
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