「海外からの問い合わせが増えてきた。でも展示会や翻訳、輸送費のコストが大きい…」
──そんな悩みをお持ちの八王子市内の製造業経営者の方へ。
海外対応を進めるには多くの準備と費用が必要ですが、実は展示会・輸送費・翻訳費まで補助金でカバーできる可能性があることをご存じでしょうか?
現場の悩み
- 海外のバイヤーから興味はあるが、輸送費が高く見送りに
- 展示会の出展費用、資料の英語翻訳に予算がつけられない
- 販路は海外にも広げたいが、補助金との接点がわからない
こうした課題を放置すれば、せっかくのチャンスを見逃すことになります。
使える補助金制度は?
● 小規模事業者持続化補助金〈一般型〉
・対象経費:海外展示会、輸送費、英語パンフレット制作、越境ECなど
・補助上限:50万円〜200万円(賃上げ・赤字要件による)
・公式サイト:https://r6.jizokukahojokin.info/index.php
● 東京都中小企業振興公社「海外販路開拓助成」
・対象経費:海外展示会、現地調査費、翻訳・通訳費、多言語HP制作
・補助率:2/3以内(最大150万円)
・公式サイト:https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/index.html
● 東京都「インバウンド対応支援助成金」
・対象:多言語案内、外国人対応展示ブース整備、サイン・パンフ制作など
・補助率:2/3(上限300万円)※製造業でも対応型工場や展示場等あれば対象に
・公式:東京都助成金一覧
● 観光庁 地域観光資源活用補助金
・対象:工場見学ツアーの多言語ガイド整備、訪日客対応型PRなど
・観光的要素を含む製造拠点なら可能性あり
成果モデル紹介
実際に八王子市内の精密板金メーカーA社は、
・独製展示会出展に東京都助成金を活用(補助額:120万円)
・補助金で英語パンフ・翻訳資料を整備し、来場者アンケート評価向上
・訪日バイヤー向けの展示ルームを整備し、JETROと連携して見学対応
→ 翌年度に初の海外輸出案件を獲得
専門家の視点
海外対応=輸出だけではありません。訪日バイヤーとの商談や、工場見学などを「インバウンド対応」と捉えると、別の補助金が活用できることもあります。
私たちは、そうした制度の“重ね技”を使って事業成長を支援しています。
まとめ
「展示会の費用が高い」「翻訳にまで手が回らない」──
そうした悩みも、補助金という武器を使えば突破できます。
補助金は“もらう制度”ではなく、“事業を動かす戦略ツール”です。