八王子 製造業 補助金 受注が不安定
「今月は稼働が少ないな…」
「来月の予定もまだ埋まらない。営業かけても反応が薄い」
そんな“受注の波”に振り回されていませんか?
八王子の製造業は、都内トップクラスの出荷額(約3,985億円)を誇ります※総務省統計局:2021年経済センサス。
にもかかわらず、定期受注が少ない・月ごとの変動が激しいという相談は絶えません。
その受注不安定さ、実は補助金を活用することで「攻めに転じる体制」を整えられるかもしれません。
受注が安定しないと、人も設備も止まる——
「来月どうする?」が毎月の問いに
少ロット対応を強みとする中小製造業では、見積もり依頼は多くても実注に繋がらないケースも。
- 加工単価の下落
- 設備の遊休
- 営業先の開拓コスト負担
このような連鎖で赤字案件の“つなぎ受注”に甘んじてしまうことも。
「内製化や展示会出展をしたい」と思っても、目の前の不安定な受注を前に踏み出せない——
そんな“守りの経営”になっていませんか?
受注対策は「売上確保型」補助金で攻めに転じる
“展示会出展費”“営業パンフ”“外注試作費”も補助対象
不安定な受注構造の脱却には、以下のような補助金制度の活用が有効です。
✅ 小規模事業者持続化補助金〈一般型〉
- 対象:受注拡大・販路開拓に向けた設備・広告・展示会出展費など
- 補助額:最大50万円(賃上げ枠等で上限引上げあり)
- 公式ページはこちら
✅ 中小企業省力化投資補助金
- 対象:受注量に波がある工程を自動化する設備投資等
- 補助額:50万円~1,500万円
- 公式ページはこちら
【事例】補助金を活用した受注安定化の実例
📌 八王子・金属加工業A社
展示会出展×営業資料制作に補助金活用
→ 年商4,500万円 → 翌年5,200万円へ(粗利率4pt改善)
📌 羽村市・機械部品製造B社
自動見積・発注対応システムを補助金導入
→ 見積提出数:月8件 → 月20件へ(受注率25%UP)
📌 青梅市・組立業C社
外注していた組立工程の一部を補助金で内製化
→ 納期短縮で新規取引先2社を開拓成功
専門家視点|不安定な時期だからこそ、動ける準備を整える
受注が安定しないというのは、実は「新たな戦略を試せる時期」です。
売上の谷間を使って新規展示会出展・パンフ刷新・ホームページ改修などを進めるチャンス。
補助金は「守りの補填」ではなく、「攻めの準備」に使うのが最も効果的です。
まとめ|「来月の予定が不安」——それを機に、動き出す。
八王子の製造業はまだまだポテンシャルを秘めています。
出荷額では多摩エリア内でも青梅・羽村と並ぶトップ層です。
受注の不安定さは、「今ならではの成長準備」のきっかけに変えられます。