ものづくり補助金とは？農家・農業法人が受給できる経済産業省系補助金の活用方法

にんにくのイメージを変えた！？低臭プレミアムニンニクでシェア拡大を６次産業化で実現した事例

健康に良いと言われるにんにく、さまざまな料理には欠かせません。にんにくが入ることで、料理に深みが出ます。また、健康食品として、にんにくエキスのサプリや酢に漬けたにんにくなどバラエティー豊かな商品が売られています。

しかし、にんにく最大の欠点はその臭いです。臭いがあの風味を生み出しているのですが、どうしても避けられてしまう一因になっています。

にんにくの臭いがある以上、食べる人は限定的になってしまいます。そこで農業の６次産業化によって、臭いの少ないにんにくを生産し、市場のシェア拡大を果たした事例を紹介します。

この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー

自己資金を痛めない！補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ～販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
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農家・農業法人が受給できる経済産業省系補助金の活用方法の注意点

本件事例のように「ものづくり補助金」を活用して、既存事業の1次産業から脱した、これまでにない市場開拓に寄与できる、将来性ある革新的事業開発への取組みになります。

• 農作物の種類を増やすための申請として「ものづくり補助金」は対象外となります。
• 作物の変更などは補助対象外になります。例えば、リンゴ農家が新たにバナナを栽培

など作物を増やす1次産業への設備投資は認められません。

臭いが少ないにんにく開発生産・加工・販売と農業の６次産業化で実現した！

青森県の十和田市は、生産量日本一のニンニク産地で、産地強化や他産地との差別化、農家所得の向上へ６次産業化に力を入れています。

にんにくの風味を決定する土づくりにこだわり、特許製法の低臭処理を施した「プレミアムにんにく」が主力商品です。

6じ6体に良いとされている機能性成分を手軽に摂取でき、年々販路を拡大しています。加工品も人気を集めています。

主力商品は「プレミアムにんにく」と「プレミアムにんにくパウダー」です。

十和田市管内は栽培に適した冷涼な気候と高性能土壌診断分析装置を取り入れた栽培方法で、高品質生産と手取り確保につなげやすい作物としてニンニクを名産としてきました。

地元農協の年間取扱数量は1330トンを超えます。日本におけるにんにくの一大生産地です。

一方で、2005年ごろから国内にライバル産地が増えてきただけではなく、「臭いを気にして週末にしか食べられない」「プレミアム（高級品）でないと売れない」と農家から嘆きの声が上がっていました。

農協は2008年に広島県にある企業の技術を使い、低臭加工処理を施したにんにくの研究と下位等級品を活用した加工品の開発に踏み切りました。単ににんにくを生産するだけでなく、６次産業化を目指したのです。

その結果、試行錯誤の研究を繰り返し、2011年に特許製法の低臭加工を施した「プレミアムにんにく」と、下位等級品（あまち市場価値がないもの）を活用した「プレミアムにんにくパウダー」が誕生しました。

今回は自費で６次産業化を果たしたが「ものづくり補助金」でもサポート可能

今回の事例は2000年代後半ということで、補助金制度が整備されていない中で行われました。しかし、現在では各種補助金を使って６次産業化できます。

特に「ものづくり補助金」は政府の補助金の中でも採択率が高めで利用しやすいものになっています。概要は以下になります。

試作品製造のための原材料費も補助金対象になっているのがポイントです。今回の事例であれば、ニンニクパウダーなどを試作できます。

臭いが少ないにんにく、にんにくパウダーによってシェア拡大を果たした

十和田市付近で採れるにんにくを粉末状にした「プレミアムにんにくパウダー」、パウダーを使用した「元気満点ドリンク『にんにく魂』」は、爆発的なヒットを生みます。

農協直売所やネットショップなどで販売し、大きく売り上げを伸ばします、さらに2020年には、熟成させたまろやかな味わいの「黒にんにく」も新登場します。にんにくは熟成させることができます（なかなか腐らない、あの臭気ならば菌も繁殖しにくい）。

にんにくの加工品は年間6300万円を超えるくらいになりました。

６次産業化によって、臭いを消すための機械、加工設備を導入できたことが勝利のカギになりました。

農協の担当者は「同じ商品があふれる世の中で、農産物の価値を高めることが産地の維持につながる。下位等級品（通常なら高く売れないもの（を価値あるものにできたことは、農家の支えにもなる」と話しています。

農業の６次産業化によって生まれた「プレミアムにんにくパウダー」の容器は、にんにくの形をしたボトルがリアルでSNSなどでも評判です。

日本農業新聞一村逸品大賞で金賞を受賞しただけではなく、青森県産品コンクール最高賞の受賞歴もあります。

６次産業化によって新商品開発に携わった担当者は、「料理にインパクトを与える食材である一方、食後の臭いで食べるタイミングが限られる。臭いを気にせず、健康志向に応える提案をしていきたい」とさらなる飛躍を誓っています。

補助金の有効利用で社会を変える力になる！補助金活用プロデューサーに相談を！

今回は補助金を使わずに、にんにく製品の６次産業化を達成した事例を紹介しましたが、途中で引用したように「ものづくり補助金」などを使えば、さらに容易に６次産業化を実現できます。

返済不要の補助金は大きな設備投資にはとても有効です。そのためには審査に通過しなくてはなりません。

当サイトの補助金活用プロデューサーに相談し、少しでもその可能性を上げて下さい。

農業の６次産業化を成功させると、安定した収入と社会貢献を達成できます。大変な工程ですが、補助金を上手に活用することでモチベーションアップにもつながります。

ぜひ一度、補助金活用プロデューサーまでご相談ください。

ものづくり補助金

直近公募スケジュール

申請締切：2023年11月7日

採択発表：2024年1月中旬予定

［公募要項・申請様式・Jグランツ申請情報にアクセスしたい方］
トップページ｜ものづくり補助事業公式ホームページ ものづくり補助金総合サイト (monodukuri-hojo.jp)

2023年アップシフト補助金採択プロデュース実績をまとめました

この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー

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とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ～販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
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