事業再構築補助金は、主にコロナウィルスに影響を受けた事業所が、非対面、非接触などの新しいビジネスモデルを作りあげ、文字通り従来の事業を再構築していくための補助をすることがメインですが、それ(コロナ影響)以外の用途も可能です。
今回紹介する事例は、専業農家の方が、農協などに卸せない(規格外の)野菜や、少量しか採れない地元の珍しい野菜などを使った料理を提供するレストランを副業で始めた事例です。
これまでにない新しい事業を始めるにあたっても事業再構築補助金は有効活用できます。今回は専業農家からの華麗なる転身を紹介していきます。
事業再構築補助金
[公募要項・申請様式・Jグランツ申請情報にアクセスしたい方]
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー
自己資金を痛めない!補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
年間9万種類も公募される補助金・助成金を選りすぐり活用した成功事例が続々! と生まれています。 お気軽にお問い合わせくださいね。
2023年アップシフト補助金採択プロデュース実績をまとめました
SDGsの目標に資する新分野進出
今紹介するのは、直接消費者とつながることができる体験型農家レストランです。単なる兼業レストランではなく、食と人と農の文化的なつながりを未来に伝承、発信するプラットホームとしてお客様に「体験」してもらい、それを生かして。SDGsの目標を踏まえ持続可能な農業のビジネスモデルを広めていくという一見するとものすごく高尚なものですが、実際にはどのようなものだったのでしょうか?
今回紹介するのは地元野菜を栽培し、農協などに卸している専業農家です。農業だけで生活できないわけではなく、低農薬で味もおいしいため従来引き合いがあり、十分な売上がありました。
一方で農協にもスーパーなど流通産業にも卸せない規格外野菜というのはどうしてもあります。また、商業規模にならない少量生産の比較的珍しい野菜も栽培していました。
どれも味はとてもおいしく、自分たちならばそれをうまく料理できると考えていました。ちょうどSDGsなども流行ってきており、食品ロス防止や環境を考える機運も醸成されてきていることから、自慢の野菜をおいしく食べてもらえるようなレストランを農業の事務所横に併設しようと考えます。
そのための補助金は、ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金では少なすぎるため、コンサルタントの指示で事業者持続化補助金の申請となりました。
事業再構築補助金は補助額上限も高く、一大事業用の資金調達として非常に有効です。
新しく開店するレストランは、あくまで副業であり、事業分類を変えるものではありません。
そのため、事業再構築補助金の「新分野進出」のカテゴリで申請することになります。「業態転換」や「業種転換」ではないことに注意してください。
新しく事務所横に併設するレストランのコンセプトとしてて
- 野菜の一部についてはお客さんに実際に掘ってきてもらう(収穫体験)
- 規格外野菜、クズ野菜の利用を正面からアピールする
- 商品化に適さない少量生産の野菜の有効活用
を掲げます。
事業再構築補助金については、店舗改装費など全部合わせて1500万円かかります。事業再構築補助金(通常枠)の補助率は2/3、上限2000万円なので問題なくその枠におさまります。
事業再構築補助金<通常枠> |
---|
助成金額 |
1000万円 |
助成対象 |
助成対象と認められる経費の2/3まで |
助成対象となる経費、費用 |
建物費、機械装置・システム構築費(リース料を含む)、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費、広告宣伝・販売促進費、研修費 など |
補助金活用プロデューサーなど専門家の指示によって、事業再構築補助金の事業計画書を作成します。
ポイントは「ポストコロナ社会は持続可能な開発などSDGsの理念に沿ったものになるはずであり、今回の申請は野菜のフードロスや、お客に自然環境を体験してもらう(野菜掘り)」ことです。これが大きな加点になりました。
実際にレストランへ行き、土に触れる機会はありません。その提供だけでもSDGsの理念も体験するものであり、アドバイスした専門家は「行ける」と確信したそうです。
事業再構築補助金は見事採択!農業に触れられることでファンが急増中
魚釣りさせる居酒屋もありますが、これは魚を傷つけるのでは?という意見もあり賛否両論だと言われています。
しかし、野菜掘りが体験できるレストランはとても貴重で、目新しさもあって新規客が来ます。ネガティブな口コミはほとんどありません。また、1回来たお客は、その体験と料理のおいしさに触れリピーターになります。
結果的に専業農家でいるよりも売上が年間20%増えました、レストランの営業は週3日ですが、それでも予約が殺到しています。
あくまで農業をメインにしながら、空いた時間や「バッファ」をレストランの営業に振ることで、今話題の「タイパ」(タイムパフォーマンス)よく稼げます。目的は食品ロス防止と商品ラインに乗らない野菜の有効活用ですが、それでも多大な利益をもたらしました。
事業再構築補助金は業種、業態を変えて「別の仕事」にしなければならないというイメージがありますが、新商品開発のカテゴリならば副業的に何か始めることにも対応できます。
事業再構築補助金の相談は補助金活用プロデューサーにお任せ
事業再構築補助金は他のものづくり補助金、IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金と比べて金額が大きく、事業者にとっても大きな経営判断になります。そのため、申請するにあたっては事前の準備が何より大切になります。
自分だけで行うと最大数千万円の補助金申請に失敗してしまう可能性があります。ここは補助金の専門家である補助金活用プロデューサーや当サイトに相談してください。
豊富な経験をもとにアドバイスできます。当サイトの補助金活用プロデューサーは飲食店開業にも強く、今回の事例などは非常にアドバンテージがあります。
ぜひもう1つの事業の柱を事業再構築補助金などで作り上げてみてはいかがでしょうか?
事業再構築補助金
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この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー
自己資金を痛めない!補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
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