ものづくり補助金は非常に汎用性の広い補助金です。
中小企業が直面している生産様式に関する課題を解決する補助金として、広く用いられています。
今回はミニトマト農家が、ものづくり補助金を利用して1000万円という高額の補助金受給に成功した事例を紹介します。
この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー
自己資金を痛めない!補助金を活用した営業支援、販路開拓・販売促進に強いサポートサービスです。
とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
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2023年アップシフト補助金採択プロデュース実績をまとめました
ものづくり補助金事業計画と採択事例
2015年に創業した静岡県農園法人の事業計画と採択事例です。
代表はもともとエンジニアをしていましたが、農業興味があり1年間農業研修を受講した結果、独立開業しました。
実家は茶農家(お茶園)で農業について基本的な知識はありました。
そこで、お茶よりも有益性や将来性のある農作物としてミニトマトに目を付けました。ミニトマトのハウス液肥栽培に挑戦することにしました。
ミニトマト農家開業にあたり、依頼者は農協、金融機関など様々な機関から就農や経営についての支援やアドバイスを受けていました。その支援機関として「静岡県よろず支援拠点」が開設されています。静岡県よろず支援拠点で農家経営やマーケティング、自園ミニトマトのブランド化について相談する中で、ものづくり補助金の利用を勧められました。
ものづくり補助金申請によって、高度なビニールハウスの環境システムを導入するように計画を立てました
ものづくり補助金申請内容
申請補助金 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
補助事業 環境制御システム導入によるミニトマトの生産効率の向上
申請者 静岡県のミニトマト農園
支援者 静岡県よろず支援拠点
補助金交付額 10,000,000円
機械総額 15,000,000円
補助率 2/3
結果 採択
事業計画書作成はコーディネーターの的確な指示に基づく
ものづくり補助金申請ポイント
- 事業計画書の「会社概要」で自園のこだわりとビジョンを明確にする
- 他の事業者との違い・差別化のポイントが伝わるような工夫
この点を明確に事業計画として審査員にしっかりと伝えるため、従来の農業にありがちな「勘やコツ」に基づく栽培ではなく、「様々な栽培データを取得したきめ細やかな品質管理」の実現に向けた具体的なシステム設計を計画書にするしました。
ミニトマト菜園運営ビジョンとして「お客様の健康増進のお手伝いをしたい」を据え、そのビジョンをを実現するために「環境をコントロールし、生産性の向上と品質の向上を図る」と農業の本来の目的とその実現のための具体的方策を落とし込みました。
申請者の農園は市場(農協など)への出荷だけではなく、スーパーや小売店との直接取引を行ってきたため、年間通して安定したミニトマトの供給と出荷が不可欠です。
安定供給、安定品質、安定生産を担保できる環境制御機器導入が不可欠でした。
ものづくり補助金申請の事業計画書の中で具体的に必要な装置を記しました。
- 真夏の生産量を増加させる「ミスト発生装置」
- 冬の収穫量増加につながる「2層自動カーテン装置」と「CO2発生装置」
- 春秋の品質向上につながる「除湿機」
各シーズンでビニールハウス内の環境を安定させるための装置が異なることを明確にします。四季で異なる環境を一定にするためには、それぞれの欠点を補う装置が不可欠だと明確にします。
事業計画書の中で、従来の栽培データと新設備導入後のデータを比較したグラフを使い、事業効果を具体的に説明しました。なるべく専門用語は使わず、平易な言葉に心がけたようです。
- ミスト発生装置の導入
- 自動カーテン・CO2発生装置・新型循環扇の導入
- 除湿器の導入
- 栽培レイアウトシステムの改善
これらものづくり補助金を利用し導入した環境制御装置の効果を、具体的な数値とグラフ解説を活用して判りやすく説得力のある事業計画書を立案作成「しました。
ものづくり補助金の申請対象として導入した機械装置は、自動カーテン、ミスト発生装置、除湿機、加温機、CO2発生装置、循環ファンとなります。
補助金は事業実施後なので、当初は申請者が支払代金を立て替えます。
ものづくり補助金によって新機械導入!結果的に取引が大幅増になる
新しいシステムが稼働してすぐに効果があり、収量・品質は向上しました。スーパー、小売店のバイヤーさんの評価も高く、首都圏のスーパーから取引量を倍にしたいという引合いもありミニトマトの安定供給は軌道に乗りました。
その結果を報告することで、ものづくり補助金の申請額1000万円については問題なく承認され、結果的に売り上げ向上と安定した取引先確保に成功しました。
事業計画書づくりを通じて自園の強みや特色を再認識できたことで、ミニトマトを卸すクライアントへの説得力のある説明ができるようになりました。
補助金コーディネーターの活用が成功のカギ!
今回、開業間もないミニトマト農家の方がものづくり補助金の申請に成功したのは、静岡県のよろず支援拠点の担当コーディネーターのアドバイスが大きかったようです。
補助金は高額な資金調達を図れる貴重な機会です。審査では事業計画書の内容が合否の大きなカギになります。
1000万円を超える補助金採択~交付受給をめざして多少費用か掛かったとしてもぜひ専門家のアドバイスを受けてください。
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ものづくり補助事業公式ホームページ ものづくり補助金総合サイト
[公募要項・申請様式・Jグランツ申請情報にアクセスしたい方]
https://portal.monodukuri-hojo.jp/
この補助金コラムを書いた補助金活用プロデューサー
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とくに広告会社在職中にアサヒスーパードライブランディング ~販売促進、auブランディング起ち上げなど13業種35企業のヒット商品、
ヒット サービスをプロデュース。そのノウハウをメソッド化して創業。
事業戦略と資金調達を駆使 して「お客様を増やす」「売上を拡大する」経営コンサルとしてビジネス成長サポーターとして活動しています。
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